雛人形を処分したいと思ったとき、「セカンドストリート」や「ブックオフ」といった大手リユース店で売れるのでは?と考える方も多いのではないでしょうか。
しかし実際には、こうした店舗では雛人形の買取に対応していないことがほとんどです。この記事では、なぜセカンドストリートやブックオフで雛人形を売ることができないのか、その理由を丁寧に解説します。
さらに、確実に雛人形を売却したい方に向けて、専門業者の選び方や買取で失敗しないコツ、実績のあるおすすめの業者も紹介。使わなくなった雛人形を納得のいく価格で売るために、ぜひ参考にしてください。
セカンドストリートとブックオフでは雛人形の買取に対応していない
雛人形は日本の伝統行事である「ひな祭り」に使われる大切な装飾品ですが、中古市場では需要が極めて限定的です。そのため、一般的なリサイクルショップでは扱いが難しく、買取対象外になるケースがほとんどです。
特にセカンドストリートやブックオフのような全国展開のリユース店では、売買の効率や管理コストの問題もあり、雛人形のような取り扱いが難しい商品は買取の対象から除外されています。
さらに、宗教的・文化的な配慮が必要とされる点や、経年劣化・破損のリスクもあり、一般的な古着や本と同じように扱うことができません。その結果、雛人形を持ち込んでも「買取できません」と断られることが大半です。
セカンドストリートの公式サイトに雛人形は買取対象外と表示
セカンドストリートでは公式ホームページに「買取対象外の商品一覧」が掲載されており、その中にははっきりと「雛人形」の記載があります。これは全店舗で共通の方針であり、持ち込んだとしても査定されることはなく、そのまま返却されるケースが多いです。
中には例外的に店舗判断で対応することがあるとも言われますが、非常に稀であり、基本的には買取不可と考えておくべきです。また、事前に電話で確認しても「対応できません」と案内される可能性が高いため、セカンドストリートに雛人形を持ち込むのは現実的な選択肢ではありません。確実に売却したい場合は、専門業者を利用する方が効率的です。
ブックオフでも雛人形は基本的に買取対象外がほとんど
ブックオフもまた、雛人形の買取には基本的に対応していない大手リユースチェーンのひとつです。公式サイト上には買取対象商品として人形類の記載はなく、問い合わせたとしても「雛人形は対象外です」と明確に断られるケースが多く見られます。
特に、ケース付きの雛人形はサイズが大きく、割れ物であることから、取り扱いのリスクも高いため、断られる可能性がさらに高くなります。中には、地域密着型のブックオフで個別に対応する例もあるようですが、それもごく一部であり保証はありません。こうした背景から、ブックオフに雛人形を持ち込んで売ることは、現実的にはおすすめできない方法といえます。
雛人形を確実に売るには専門業者の利用がもっともおすすめできる方法
セカンドストリートやブックオフのような大手リユース店では、雛人形の買取がほとんど行われていないため、「売れない」「持ち帰るしかなかった」というケースが多発しています。そんな中、注目されているのが“雛人形専門の買取業者”です。
これらの業者は雛人形の価値や文化的背景に精通しており、適正価格での査定が期待できる点が最大のメリットです。ここからは、専門業者を利用することで雛人形を確実に、そして納得の価格で手放すためのポイントをご紹介していきます。
雛人形の価値を正しく評価できる専門業者なら買取成立の可能性が高い
大手リユース店で断られやすい雛人形でも、専門業者であればしっかりと価値を見極めてくれるため、買取成立の可能性が格段に高まります。特に、有名作家による作品や、保存状態が良好なもの、オリジナルの付属品がそろっているものなどは高額査定につながるチャンスがあります。
専門業者は雛人形の市場相場を把握しており、「この人形は再販可能か」「どの時期に需要があるか」などを理解しているため、適正価格での買取が期待できるのです。また、文化的背景を理解した丁寧な取り扱いも安心材料となります。「思い出の詰まった大切な人形だからこそ、しっかり見てほしい」という方にこそ、専門業者の査定をおすすめします。
出張買取に対応しており持ち込む必要や破損の心配もない
専門業者の多くは、自宅にいながら手軽に利用できる「出張買取サービス」を提供しています。これは自宅に査定員が訪問し、その場で雛人形を査定・引き取りしてくれるシステムで、大型のケース入り雛人形や多数の人形がある場合でも持ち運びの手間がありません。
さらに、出張費や査定料が完全無料という業者が多く、依頼者側に金銭的リスクがないのも魅力です。梱包時の破損リスクも避けられるため、「大切な雛人形を安心して任せたい」という方にぴったり。買取金額に納得できなければキャンセルも無料で可能なので、「とりあえず相談だけ」という形でも気軽に利用できます。
雛人形の買取に対応しているおすすめの専門業者を紹介
専門業者に依頼するメリットがわかっても、「具体的にどの業者に頼めばいいのか分からない」という方も多いのではないでしょうか。雛人形の買取に対応している業者の中でも、対応の丁寧さや査定額の高さ、取引の安心感には違いがあります。
ここでは、数ある業者の中から「実績が豊富で信頼できる」おすすめの専門業者を2社ピックアップしました。
それぞれ順に紹介します。
総合買取 華丸は古い雛人形や付属品なしでも高価買取が可能な専門店

総合買取 華丸は、雛人形や節句人形に特化した買取サービスを展開する専門業者です。大きな特長は「古い人形」や「付属品のない雛人形」でも積極的に買取を行ってくれる点。一般的なリサイクル店では敬遠されがちなこうしたアイテムも、華丸では独自の販路を活用し、相場以上の価格で買い取るケースも多数あります。
実際に、木目込雛人形で8万円相場に対して10万以上の買取例も掲載されており、その高額査定ぶりがうかがえます。さらに、出張費・査定料・キャンセル料がすべて無料で、初めてでも安心して申し込める体制が整っています。買取だけでなく丁寧な対応にも定評があるため、思い入れのある人形の売却先として非常におすすめです。
華丸の公式サイトコヤッシュは32万点超の人形買取実績と丁寧な査定が魅力

人形専門の出張買取サービスを展開するコヤッシュは、人形の買取実績が320,000点以上という圧倒的な査定実績を持つ信頼の業者です。対応ジャンルは雛人形、市松人形、ビスクドールなど多岐にわたり、傷あり・変色・付属品欠品などにも柔軟に対応。査定員は自社で育成された鑑定士で、専門性と説明のわかりやすさが口コミでも高評価を得ています。
また、査定・出張・キャンセルすべてが無料で、成約時には1,000円プレゼントの特典も実施中です。さらに、海外にも販路を持つため、他社で値がつかない人形でも再販可能なケースが多く、高額査定につながることも。大切な人形を納得の価格で手放したい方に最適なサービスです。
コヤッシュの公式サイト雛人形を高く売るコツは査定前の準備と工夫が大切
雛人形をできるだけ高く売りたいと考えているなら、査定前のちょっとした準備がとても重要です。ただなんとなく業者に送るだけでは、評価が低くなる可能性も。逆に、保管状態や付属品の有無、軽い清掃などを意識するだけで、査定額が数千円〜数万円単位で変わることもあります。
また、売却のタイミングや依頼する業者の選び方も、買取価格に影響を与える大きな要素です。ここでは、雛人形を少しでも高く売るために知っておきたい実践的なコツを、初心者でもすぐ実行できる形で紹介します。大切な人形だからこそ、丁寧に扱い、価値をしっかり伝える工夫をしてみましょう。
ガラスケース・箱・しおりなど付属品が揃った雛人形
雛人形を高く売るうえで非常に重要なのが「付属品の有無」です。購入時に付いていたガラスケース、外箱、説明書(しおり)、作家の証明書などがすべて揃っていると、「保存状態が良い」「丁寧に扱われていた」という印象を査定員に与えることができます。
特にガラスケースは雛人形の保護・演出の両面で価値があり、買取後の販売にも活かせるため、価格に大きく影響することがあります。査定に出す前には、箱やしおりなどを一式そろえて見直し、可能な限りセットで提出することをおすすめします。思わぬ価格アップにつながることもあるので、丁寧なチェックがポイントです。
あまり出回らない有名作家の雛人形は査定評価も高い
雛人形の中には、伝統工芸士や有名人形作家が手掛けた作品が存在し、それらは市場でも高い評価を受ける傾向にあります。たとえば、名前が知られた作家による木目込み人形や、市松人形に付属する「落款(らっかん)」「認定書」などがある場合、査定時に大きな加点要素となります。
一般的な量産品とは異なり、こうした作家ものは一点ものとしての希少性があるため、専門業者ではプレミア価格がつくこともあります。作品の詳細が不明でも、しおりや箱に記載がないかを確認してみると良いでしょう。「あまり出回らない=価値がわかる業者に売るべき」という点も忘れずに。
柔らかい布でホコリを落とし破損がないか確認する
査定前の「ひと手間」が買取価格に大きな影響を与えることがあります。特に重要なのが、雛人形の軽いクリーニングと破損確認です。まずは柔らかい布(マイクロファイバークロスなど)でホコリを丁寧に払います。手や顔、着物部分などを重点的に優しく拭き取り、見た目を整えるだけで印象がかなり変わります。
また、パーツが外れていないか、破損や変色がないかもチェックしておきましょう。ただし、汚れが落ちにくいからといって洗剤を使ったり、強くこすったりすると生地や塗装を傷める恐れがあるため要注意。あくまで「やさしく」「自然に」が鉄則です。
劣化がある場合も無理に修復せずそのまま査定に出す
雛人形に劣化が見られる場合でも、自己判断で修理しようとするのは避けた方が賢明です。特に、接着剤の使用や着物部分のアイロンがけなど、専門知識がないまま修繕を試みると、かえって価値を下げてしまうことがあります。
買取業者の中には、状態の悪い人形でも「修復可能かどうか」「再販に適しているか」などを専門の目線で判断してくれるところが多くあります。たとえ経年劣化が進んでいても、そのままの状態で査定に出せば正当な評価をしてもらえる可能性があります。気になる箇所があっても隠さず、現状をそのまま伝える方が信頼にもつながります。
雛人形は直射日光と湿気を避けて保管するのがポイント
査定前に少しでも状態を保つためには、保管場所にも配慮が必要です。特に雛人形は、木材・紙・布などの繊細な素材が使われているため、湿気や紫外線に非常に弱い性質があります。直射日光が当たる場所では色あせや変形の原因になり、湿度が高いとカビやニオイが発生することもあります。
ベストな保管場所は、風通しの良い室内の棚の上や押し入れなど。箱がある場合は、やわらかい布や不織布で包んでおくとさらに安心です。短期間の保管でも、このようなちょっとした気配りが人形の印象を左右します。売却までの間も、なるべく良好な状態を保てるよう工夫しましょう。
雛人形の査定は複数店舗に依頼して相場感を確認する
査定価格は業者によって大きく異なるため、雛人形を売却する際には1社だけで決めず、複数の業者に査定を依頼することが重要です。たとえ同じ人形であっても、鑑定士の知識や販売ルートによって評価が変わることはよくあります。2〜3社に査定を依頼することで、自分の雛人形が市場でどれくらいの価値を持つのかを客観的に把握することができます。
また、比較することで対応の丁寧さや買取後の流れなども見えてくるため、納得できる業者選びにつながります。多くの専門業者では査定・出張・キャンセルが無料なので、気軽に比較できるのも嬉しいポイントです。
買取強化キャンペーンのタイミングを狙うと高額査定につながる
買取業者の中には、ひな祭りシーズン(1月〜3月)を中心に「雛人形の買取強化キャンペーン」を実施しているところがあります。この時期は中古市場でも需要が高まり、業者側も仕入れを強化しているため、普段より高い査定額がつきやすくなる傾向にあります。
さらに、キャンペーン中は成約特典としてギフトカードやボーナス査定が用意される場合もあり、お得に売却できるチャンスです。最新のキャンペーン情報は各業者の公式サイトやSNSで確認できます。「できるだけ高く売りたい」という方は、こうした時期を狙って申し込むのもひとつの戦略です。