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廃車・事故車買取おすすめ業者ランキング!廃車を売るならここ【2025年最新】

廃車・事故車買取おすすめ業者ランキング!廃車を売るならここ【2025年最新】

廃車や事故車は、自宅から動かせない、車検切れといったさまざまな理由から自分では処分が難しいものです。また廃車手続きは書類の準備や手続き自体が複雑で、予想以上に手間と時間がかかります。

車をスムーズに廃車にするなら、利益も見込める廃車・事故車買取業者の利用がおすすめです。公道を走れない車のレッカー代や廃車手続きを無料で行う業者もあり、自分で行うよりも簡単に廃車として処分ができます。

しかし廃車・事故車買取業者は普段から利用するものではないため、信頼できる業者をすぐに見つけられる方も少ないのではないでしょうか。

今回は、廃車・事故車買取に強みを持つ業者をご紹介するとともに、信頼できる業者選びのポイント、廃車・事故車を高く売るコツと注意点を詳しく解説します。また、なぜ業者が廃車や事故車を買取れるのか、廃車にすることでどのような還付金が受け取れるのかについても触れているので、車の処分にお困りの方はぜひチェックしてみてください。

目次

廃車・事故車買取おすすめ業者ランキング!専門業者を徹底比較

ここでは廃車・事故車買取業者のなかでも、信頼性が高く基本的に利用料がかからない業者をランキング形式でご紹介します。

廃車をできるだけ高く手放したい場合は、複数業者の相見積もりが欠かせないため、ランキングを参考にぜひ問い合わせてみましょう。

1位 カーネクスト

カーネクスト
買取方法電話・Web
出張買取エリア全国(一部離島を除く)
廃車手続き代行あり
各種手数料無料
運営会社株式会社カーネクスト

北海道から沖縄まで全国に店舗を展開するカーネクストは、車の査定・レッカー代・引取り手数料・廃車手続き代行など、取引にかかわるすべてを無料で利用できる廃車買取業者です。業者によってはレッカー代や値段の付かない車の引取り料がかかる場合もあるため、0円で利用できる点はカーネクストの大きな強みといえるでしょう。

またカーネクストでは「原則0円以上で買取」を謳っており、事故車や廃車はもちろんのこと、過走車や低年式車といった車にも基本的に買取が保証されています。他社では買取が断られた廃車でも値段が付く可能性があるため、処分にお困りの方はぜひ査定を試してみてください。

廃車の買取では業者の対応エリアの確認が重要で、全国展開であれば不動車であっても引取りができ安心して利用できます。カーネクストは全国に実店舗を持っており、多くの地域に対応している業者です。レッカー代はかからないうえ、当日に用事がある場合は立ち会い無しで引取りを行ってくれます。

さらにカーネクストでは、車を見て査定額を決定する「実車査定」を実施せず、電話などで車種や走行距離、車の状態を聞いて買取価格を判断します。実車査定の手間や時間が節約でき、タイミングによっては当月分の自動車税や自賠責保険の還付に間に合うため、とくに急ぎの方におすすめの廃車買取業者です。

カーネクストの公式サイト

2位 廃車ラボ

廃車ラボ
買取方法電話・Web
出張買取エリア要問い合わせ
廃車手続き代行あり
各種手数料無料
※特殊な作業が必要な場合を除く
運営会社株式会社 ECOLOGY SYSTEM

廃車ラボは東京都調布市に実店舗を構える廃車買取業者で、代表自らが取引を担当します。大手のような「担当者がわからない」「だれに相談すればよいかわからない」といった事態が防げるため、廃車買取に不安がある方も安心して利用できる環境が整備されています。

廃車ラボの大きな特徴は「廃車」と「買取」の2通りから査定を行い、ユーザーにとってより有利な方法を提案してくれること。これは廃車ラボが中古車販売も担う業者のため実現している方法です。還付金なども反映した、車の価値を最大限に引き出した査定が期待できます。

廃車ラボの利用は基本的に費用はかかりませんが、鍵を無くした場合などは別途費用が生じることもあります。しかし通常通り買取を行えば、レッカー代や手続き代行なども含め無料で利用可能です。車が動く状態なら、店舗に持ち込むと3,000円~10,000円のキャッシュバックが受けられます。

査定方法は電話やWebフォーム、LINEで手軽に行えるため、買取か廃車どちらがよいか迷っている方はぜひ確認してみましょう。車の状態や事故歴などを詳しく伝えれば、実車査定時の金額との差は大きく開かず、納得のいく取引が実現できます。

廃車ラボの公式サイト

3位 ハイシャル

ハイシャル
買取方法電話・Web・LINE
出張買取エリア全国(一部の離島を除く)
廃車手続き代行あり
各種手数料無料
運営会社ユニオンエタニティ株式会社

ハイシャルは多くのメディアに取り上げられ、累計相談数50万件の実績がある廃車買取業者です。スタッフの効率的な査定により最短20秒のスピード査定を実現しており、さらに1,000か所以上の協力業者を活用することで当日の引取りも実施しています。

ハイシャルには中古自動車査定士が在籍しており、高い専門的な査定から廃車の価値を最大限に高めることが可能です。廃車とはいえ、海外では日本車の需要が高く、高価買取が実現する可能性があります。とくに人気メーカーや車種であれば、専門知識を持つ査定士が価値を適切に見極めることで、より高値で売れる可能性が高まります。

ハイシャルの利用は、レッカー代や査定費用などを含め無料です。成約後はキャンセル料がかかりますが、その他の作業では費用が発生しません。また公式サイトでは「査定価格からの減額なし」と謳っており、優良な廃車買取業者としての利用が期待できます。

ハイシャルの公式サイト

4位 事故車買取のタウ

事故車買取のタウ
買取方法電話・Web・LINE
出張買取エリア全国(一部離島を除く)
廃車手続き代行あり
各種手数料無料
運営会社株式会社タウ

事故車買取のタウは、25年以上の経験と120台の取り扱い台数を突破した実績のある廃車買取業者です。店舗は全国に18か所点在し、総勢150名のスタッフが在籍しているため、すぐに処分したいユーザーのニーズにもスムーズに応えられます。

事故車買取のタウの大きな強みは、世界に125か国の販路を持ち、どのような事故車・廃車であっても買取が可能なこと。さらに世界最大級を誇る自社オークションの運営により、余計なコストをかけず最高値での再販を実現しています。

またレッカー代・査定料といった手数料や、実車査定で取引をキャンセルしたい場合も費用はかかりません。面倒な廃車手続き代行も専門店ならではの迅速な対応で処理してくれます。

廃車に関する諸々の還付金がいくらなのか気になる場合は、事故車買取のタウの提供する「還付金シミュレーター」の利用もおすすめです。事故車買取のタウでは還付金もユーザーに還元しているため、通常よりも高く手放せる可能性が見込めるでしょう。

事故車買取のタウの公式サイト

5位 ソコカラ

ソコカラ
買取方法電話・Web・LINE
出張買取エリア全国(一部離島を除く)
廃車手続き代行あり
各種手数料無料
運営会社株式会社はなまる

ソコカラは全国に実店舗を持ち、最短即日に実車査定・引取りが可能な廃車買取業者です。JPUC(一般社団法人 日本自動車購入協会)へ加盟をしていることから、不公平な行為などは一切なく、高い信頼性を持って依頼ができます。

ソコカラでは車の状態にかかわらず、1万円以上の買取保証サービスを実施。年式が古かったりあまりにも状態が悪かったりする場合は事前の相談が欠かせませんが、国内にとどまらない110か国が参加する自社オークションや効率的な独自の物流ネットワークにより高い確率で高価買取を実現させています。

ソコカラの利用料はすべて無料で、車検切れや不動車であってもレッカー代はかかりません。廃車手続き代行といった事務手続きも費用が発生せず、安心して利用できます。

また査定から買取、物流を一貫して請け負う業者のため、事故車や廃車買取に関して高い知識を持っていることもソコカラの大きな特徴です。「廃車買取は複雑そうで心配」「廃車の手続きがわからなくて不安」など、廃車の処分について悩みがある方はソコカラで相談してみてはいかがでしょうか。

ソコカラの公式サイト

6位 廃車王

廃車王
買取方法電話・Web・LINE
出張買取エリア全国
廃車手続き代行あり
各種手数料無料
運営会社株式会社NGP

廃車王は全国に150店舗を構え、SDGsにも熱心に取り組む廃車買取業者です。その活動の一環として、環境保全や再生活動、基金への寄付などを行い、さまざまな形で社会に貢献しています。

そんな信頼感あふれる廃車王は廃車取り扱いの実績も確かなもので、高額買取の秘訣に「中間マージンを省いたコスト削減」をあげています。廃車王は、事故車や廃車を解体し、部品や素材をリサイクルする業者が運営しており、中間業者を省いてユーザーから買取る仕組みを確立しています。

そのためユーザーにとって納得のいく買取価格が提示されることも多く、一般的な買取業者では断られてしまう廃車でも適切な評価を得られる可能性があります。

廃車王は年中無休・24時間査定が可能なシステムを揃え、スピーディーな廃車買取を実現しています。またレッカー代やキャンセル料などもかからないので、すぐに廃車を処分したい方はぜひチェックしてみてください。

廃車王の公式サイト

7位 ナビクル廃車買取

ナビクル廃車買取
買取方法Web・LINE
出張買取エリア全国(一部離島は除く)
廃車手続き代行あり
各種手数料無料
運営会社株式会社エイチームライフデザイン

ナビクル廃車買取は上場企業グループが運営しており、しっかりとした基盤のもと利用できる廃車買取業者です。車検切れ・不動車・過走者・低年式など他店では買取不可の廃車を積極的に買取っているため、もし断られた車があれば相談してみることをおすすめします。

ナビクル廃車買取のLINE査定では、「中古車」または「廃車」のどちらで売却した方がよいのかを診断してもらえます。中古車ではなく、廃車として処分し還付金を受け取った方が手元に入る金額が多くなる場合もあり、適切な処分方法に迷っている方にとって頼りになるサービスといえるでしょう。

さらに、手間や時間がかかる廃車手続きを無料で代行してもらえるのもうれしいポイント。 他店ではこの代行費用がかかる場合がありますが、ナビクル廃車買取では査定から買取、手続きまですべて無料で利用できます。

査定の見積もりは、おおよそ25秒ほどの簡単なステップで完了します。メーカーや車種、年式、氏名といった情報を入力し、査定額を確認しましょう。個人情報の記載を避けたい場合は、LINEでの査定がおすすめです。

ナビクル廃車買取の公式サイト

8位 廃車本舗

廃車本舗
買取方法電話・Web・LINE
出張買取エリア全国(山間部や利用は要相談)
廃車手続き代行あり
各種手数料無料
運営会社アイ・エッチ・エム・トレイド株式会社

廃車本舗は北海道から沖縄まで全国に店舗を置き、各地の廃車買取に対応可能な廃車買取業者です。創業は2000年と古く、20年以上にわたり廃車買取に従事しているため、海外の販路や買取ノウハウが豊富にあります。

とくに大きな強みは、自社のリサイクル工場の保有です。リサイクル工場を持たない業者は解体の委託費がかかるため、その分を買取価格から差し引かねばなりません。一方で廃車本舗のように、自社で工場を持つ業者は委託費がかからないため、その分を買取価格に上乗せできます。

また日本車が人気の海外にも販路を幅広く展開しており、高い需要を買取価格に反映できることが高価買取の1つの要因です。

廃車本舗は、廃車買取に対して高価買取の取り組みが充実しているため、ディーラーの下取りで値段が付かない車も高く売れる可能性が十分にあるでしょう。

廃車本舗の公式サイト

廃車・事故車が買取できるからくりは?買取れる理由について解説

廃車買取業者が一般的には価値がない廃車や事故車を買取れるのは、「乗るための車」ではなく別の形で価値を見出しているためです。廃車は、損傷が激しい車・エンジンがかからない車・水没車・低年式車などさまざまに分類されますが、解体するとまだまだ使用できる部品がたくさんあります。

とくに日本車は海外で耐久性がある高品質な車として広く認知されており、部品レベルから十分な価値を見出されています。日本では評価されない過走車や低年式車も、海外では「乗れる車」として評価されることも少なくありません。

また自走困難な車であっても、解体により部品の再利用が可能です。部品は主に故障車の修理や補修に利用することでコストが抑えられ、ユーザーと修理業者の両者に大きなメリットを生み出します。

さらに車には精製された鉄が使用されているため、鉄資源としても高い価値があります。2005年施工の自動車リサイクル法の制定も追い風となり、廃車や事故車も適正に評価され、買取が積極的に行われるようになりました。

廃車買取と通常の中古車買取の違いとは?再販できるかできないかの差

廃車買取と中古車買取の大きな違いは、買取後の車をどのように活用するかにあります。

中古車買取は正常に動く「乗れる車」を次のユーザーに再販することを前提としています。一方、廃車買取は「乗れない車」「乗るにはリスクが伴う車」を部品取り用の車としたり海外へ輸出したりして買取を行っています。

しかし、ユーザーが車の状態から「廃車だ」と思っていても、業者が再販できると判断すれば「中古車」としての売却も可能です。廃車買取と中古車買取では必ずしも後者が高く売れるとは限らないため、中古車販売も担う業者を選び、それぞれの見積もりを比較することがおすすめです。

廃車・事故車買取業者の選び方4選!悪徳業者に引っかからない心得

廃車・事故車買取業者選びに失敗すると、思いがけないトラブルに遭う可能性があります。次のような特徴を持つ業者を目安に選び、トラブルに巻き込まれないように注意しましょう。

各特徴を詳しく解説します。

自社のリサイクル工場や海外への販路を持っている

廃車買取業者のうち、自社のリサイクル工場や海外への豊富な販路を持っている業者は、通常よりも高く買取ってくれる可能性があります。通常、廃車は買取ったあと解体業者へ解体を依頼する委託費用がかかりますが、自社のリサイクル工場であればそのコストを抑えられ、ユーザーに還元することが可能です。

また海外への豊富な販路は、国内では需要のない廃車本体・部品を高く売れる可能性を広げます。「国内で売れなくても、海外の市場でなら高く売れる」という戦略が可能になり、国内の販路のみの業者に比べると買取価格に大きな差が付くことも珍しくありません。

廃車・事故車買取業者の公式サイトに「自社リサイクル工場あり」「海外に豊富な販路」「自社オークションを運営」などと謳われていたら高価買取の可能性があると判断できるでしょう。

還付金や買取金額の明細をしっかり説明してくれる

廃車・中古買取業者に見積もりを依頼するとき、その明細をわかりやすいように説明してくれるかも大切なチェックポイントです。なかでも、廃車にすると発生する還付金の説明があるかを重視しましょう。還付金には次の3つがあります。

  • 自動車税
  • 自動車重量税
  • 自賠責保険料

これらの還付金の説明は義務付けられておらず、業者によっては触れずに取引を完了することもあります。還付金額は廃車にするタイミングや車種によって異なりますが、数万円の還付が見込めるため確実に受け取れるよう説明のある業者を選ぶことが大切です。

還付金を買取金額に含めてしまい、還付金額が不明な説明を行う業者は信頼できるとは考えにくいでしょう。適切な業者選びでは明確に説明を行い、ユーザーと業者の公平性を大切にしているかもチェックしてみてください。

買取れない場合は無料引取りがあるか確認する

廃車として買取れない場合は「自分で廃車の手続きを行う」または「業者に無料引取りを依頼する」のいずれかを選び処分を進めます。自分で廃車の手続きを行うと陸運支局に必要書類を提出したり、解体業者へ持ち込んだりする手間が発生するため、スムーズに処分したいなら無料引取りに対応した業者がおすすめです。

不動車や車検切れの廃車の引取りでは、レッカー代が発生します。無料引取りを謳っていても、実はレッカー代がかかるケースもあるため注意しましょう。合わせて廃車手続き代行の費用の有無も念のため問い合わせておくと安心です。

月をまたぐと自動車税などの還付金が減ってしまうため、迅速に手続きを進めるためにも業者の無料引取りを検討してみてください。

下取りや中古車販売店だと買取不可や処理の手数料がかかる

ディーラーでの下取りや中古車販売店で廃車を買取ってもらう方法もありますが、査定した結果、買取不可になったり手数料がかかったりすることも少なくありません。公道を走れない車であればレッカー代も発生するため、廃車として認定された場合は下取りや中古車販売店を介さず、廃車買取業者へ依頼するのが賢明です。

下取りや中古車販売店の利用は、車の買い替えと廃車を一括で行えますが、予想以上の処分費用がかかることもあり、結果的に大きな負担になり兼ねません。無料で廃車にしたい場合は、無料引取りを実施している廃車買取業者で処分を依頼しましょう。

廃車届の代行など面倒な手続きをやってくれるか

車の廃車手続きは複雑で多くの書類が必要です。さらに解体業者への依頼や必要に応じてレッカーの手配もしなければならないため、手間と時間がかかります。

ミスなく、スムーズに廃車手続きを進めるには、廃車手続き代行を無料で行う廃車買取業者の利用がおすすめです。ただし悪質業者はこの廃車手続きを請け負うとしながらも、実際には手続きを行わず、車を使い回す場合があります。このように手続きが完了していないと名義がもとの所有者のまま残ってしまい、税金が課されたり、最悪の場合事件に巻き込まれたりするリスクもあります。

そのため、廃車手続き代行についてはとくに信頼できる業者選びが欠かせません。廃車手続きや書類についての丁寧な説明や業者の規模、明確な手数料の提示などから業者の信頼性を推し量り、確実に取引を実施してくれるところへ依頼しましょう。

廃車・事故車を高く売るコツは?注意点も合わせて紹介

廃車や事故車は次の5つのポイントを押さえて買取へ出しましょう。

高く売るコツや注意点などを詳しく解説します。

複数業者で見積もりする!車種によって買取金額が変わる

廃車や事故車をより高く売るには複数の業者から見積もりを取り、売却先を見極めることが欠かせません。廃車・事故車買取業者はそれぞれ査定するスタッフや販路などが異なるため、同じ車でも買取額に差が生じることが特徴です。また、得意とする処分方法によって買取額が大きく変わる場合があります。

たとえば、自社のリサイクル工場を持つ業者であれば、部品取りとして人気車種が、また海外への輸出が得意な業者であればトラックや4WDといった低年式車・過走車を高く評価する傾向にあります。そのため、処分したい廃車がどのような特性を持つかわからない場合は、とくに業者間の比較が有効です。

複数業者を見積もりする方法は、一括査定サービスや各業者のLINE査定を利用すれば効率よく比較が行えます。ただし、一括査定サービスは電話番号や名前など個人情報を求められるケースが多いため、簡単な査定額を知りたい場合はLINEの利用がおすすめです。

修理に出すと結果的に支出が高くなる可能性がある

事故車や故障車を修理して乗り続けるか、それとも廃車として処分してしまうかは慎重な判断が必要です。とくに修理費用が高額になる場合は、車にその価値があるのかを検討しましょう。

たとえ新車であっても、一度修理を行えば「事故車扱い」となり事故歴が残るため、リセール率が大幅に下がってしまいます。また保険を利用して修理した場合でも、等級が下がって翌年以降の保険料が高くなる可能性は否めません。

一方で、廃車買取に出せば修理費用はかからず、車種や状態によってはまとまった金額が手に入る可能性があります。さらに廃車による自動車税などの還付金が戻るケースもあるため、経済的にマイナスになりにくい選択肢といえます。

車を修理に出すときは、修理費用と車の状態・年式・走行距離などから総合的に判断し、より経済的な方法を選ぶことがおすすめです。

事故の内容を偽るのはNG!正確に伝えないと契約不適合責任になる

廃車や事故車をできるだけ高く売るために、事故歴や修復歴を意図的に隠したり偽ったりすると「契約不適合責任」として責任を問われるケースがあります。契約不適合責任とは、取引内容に不適合が生じた場合、売主が買主に対して負うべき責任のことです。

契約不適合責任に該当すると、車の補修や損害賠償が発生する可能性があります。きれいに修理してある場合でも、廃車買取業者は専門的な知識から高い確率で事故歴を見抜けるため、必ず正確に事故の内容を伝えましょう。

事故車は大幅に減額となる可能性がありますが、事故や修理の詳細などを正直に伝え、公平な取引を行うことが大切です。

自動車税や自賠責保険の還付金について確認する

廃車手続きが完了すると、自動車税・自動車重量税・自賠責保険料の一部が還付金として戻ってきます。また任意保険も、廃車手続きにかかわらず解約したタイミングで保険料が戻ります。

自動車税は4月1日時点で車の所有者に対して課される税金で、廃車手続きをすれば翌月から年度内の分が月割りで還付される仕組みです。ただし軽自動車は、自動車税の還付がないため注意しましょう。

自動車重量税は車検時に前払いする税金で、永久抹消登録または解体届出を伴う一時抹消手続きを行うと、未経過分が還付されます。自賠責保険料も同様に、廃車手続きの完了と同時に支払った分の一部が還付されます。

合計すると数万円の還付になるため、確実に手元に戻るよう考慮したいポイントです。廃車買取業者を利用する場合、還付金は「買取額に含まれるケース」と「還付の手続きを案内されるケース」があります。多くの廃車買取業者では後者の還付金の手続きの案内を採用していますが、買取額に含まれる場合は必ずその明細を確認しましょう。

なかには還付金の一部しか反映されていないこともあるため、業者の見極めのためにも確認は欠かせません。内訳の確認に不安がある場合は、還付金の手続きを案内してくれる業者を選ぶと確実に全額を受け取れます。

引渡し後のトラブルを避けるため名義変更と抹消登録を必ず行う

廃車や事故車を引渡したあとは、確実に名義変更と抹消登録を行いましょう。この2点の手続きが行われないと、車の所有者として記録が残り続け、自動車税の支払いに応じなければなりません。また事故や事件に巻き込まれることも懸念されます。

名義変更と抹消登録は、次の3通りの方法で確認できます。

  • 自動車リサイクルシステムの公式サイトで確認する
  • 陸運局で登録事項等証明書を発行してもらう
  • 軽自動車は解体業者に解体証明書を請求する

軽自動車は陸運局の管轄外となるため、解体業者に直接証明書の発行を依頼しましょう。しかし解体が済んでいると断られることがあります。確実に受け取るには、業者へ事前に解体証明書が欲しいことを伝えておくと安心です。

廃車代行手続きを行う業者は、これらの証明書を後日送付してくれる場合があります。廃車買取業者によって対応はさまざまなため、依頼時に確認しておくことをおすすめします。

永久抹消と一時抹消の違いと選び方

廃車手続きには永久抹消と一時抹消があり、車をどのように扱うかによって選び分けられます。

  • 永久抹消登録:車を完全に解体し、文字通り永久的に廃車にする手続き
  • 一時抹消登録:長期的な車の保管により、一時的に登録を抹消する手続き

永久抹消登録を行うと、自動車税・自動車重量税の還付が受けられます。一方で一時抹消登録は自動車税のみの還付となり、自動車重量税は該当しません。

廃車買取業者を通じて廃車にする場合は、業者側が車の状態から判断します。部品取りやスクラップにして鉄資源とする場合は永久抹消登録を、走行可能と判断し海外へ輸出する場合は一時抹消登録を選択することが一般的です。

廃車・事故車買取でよくある質問

廃車・事故車買取は事前に疑問点を解決しておくことで、スムーズに手続きが進み、トラブル防止にもつながります。ここでは廃車・事故車買取のよくある質問をまとめました。

廃車の手続きにはどんな書類が必要になりますか?

廃車の手続きに必要な書類は、普通車か軽自動車、廃車手続きの種類などによって異なります。今回は、廃車買取業者を通じて普通車を永久抹消登録する場合に必要な書類をご紹介します。

  • 車検証
  • 自賠責保険証
  • リサイクル券
  • 譲渡証明書
  • 車の持ち主の印鑑登録証明書
  • ナンバープレート
  • 委任状

自分で手続きを行うと必要な書類が複雑になり、手間がかかります。そのため、スムーズに廃車にするには買取業者を通じて手続きを代行してもらうのがおすすめです。

事故した車のローンが残っていますが廃車にできますか?

事故した車にローンが残っていても基本的には次の方法で廃車にできます。

  1. ローン会社に残っているローンをすべて支払う
  2. 車の名義を自分に変更して、所有権解除の手続きを行う
  3. 陸運支局や軽自動車検査協会で手続きを行う

ローンを一括で支払えないときは、ローンの組み替えや自動車税事務所に相談する方法があります。またローン会社に状況を説明し、今後の信頼関係を重視して解決策を提案してくれるかもしれません。

わからないことがあれば、まずは廃車買取業者やローン会社、自動車税事務所に相談してみましょう。

どんな車でも10万円保証というのを見かけますが本当でしょうか?

「どんな車でも10万円の買取保証!」という謳い文句は魅力的な一方で、本当だろうかと不安を持つ方も少なくありません。実際にはすべての車に適用されるわけではなく、車種や年式といった総合的な査定を経て市場に応じた買取価格が提示されます。

業者側の狙いはインパクトのある広告を打ち出し、「問い合わせ」を増やすことにあります。廃車であっても10万円が本当であれば、ユーザーは大きなメリットが得られます。しかし実際には10万円で買取られることはないものの、業者は「無料で処分ができる」「廃車手続き代行は無料で、還付金もある」といって、契約の成立が促せます。

なかには特別な条件下で10万円の買取保証がなされる場合もありますが、相当に厳しい条件のため「どのような」という点には当てはまりません。

廃車ではなく中古車買取でこのような謳い文句を見かけたら、複数の業者で見積もりを出してもらい、相場を把握したうえで問い合わせてみましょう。

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