MENU

宅配買取とは?便利な点や危険と言われている理由を解説

宅配買取とは?便利な点や危険と言われている理由を解説

自宅から買取依頼を完結できる「宅配買取」は、近年のライフスタイルに寄り添う画期的な買取方法です。利便性の高さがその魅力ですが、間接的な取引ゆえのデメリットやリスクも存在するため、理解した上で利用することが大切になります。これから宅配買取を初めて利用するという方の中には、以下のような悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。

「宅配買取を利用するメリットって?」
「宅配買取って業者の顔が見えないから、ちょっと不安」
「配送中に盗難されたり破損したりするリスクが心配」

そこでこの記事では、宅配買取を初めて利用する方に向けて、買取の仕組みやメリット・デメリットについて詳しく解説していきます。最適な利用シーンや活用時の注意点、安心して使うためのコツもご紹介しますので、買取を検討している方はぜひご参考ください。

目次

宅配買取とは?仕組みや他の買取方法との違いを解説

まずは、「宅配買取とはどういうものなのか」を明確にしていきましょう。基本的な仕組みと推奨される利用シーンについて詳しく解説していきます。店頭買取や出張買取との違いについても紹介しますので、比較する際の参考にしてみてください。

宅配買取の基本的な仕組みと利用イメージ

宅配買取の大きな特徴は、オンライン上で取引が完結できることです。そのため「オンライン買取」と呼ばれるケースもあります。

宅配買取の基本的な仕組みと流れは以下の通りです。

  1. ネット上で宅配買取を申し込む
  2. 梱包資材を用意する
  3. 売りたいものを梱包する
  4. 集荷を呼んで配送する
  5. 買取業者が査定する
  6. 買取金額の確認・承認
  7. 入金または返送
  8. 取引完了

まずはネットやメールから査定を依頼し、売りたいものを発送する集荷日を決めます。買取業者によっては梱包資材を支給してくれるところも多いので、必要な資材が揃っていなくてもすぐに依頼できるでしょう。もちろん、梱包資材として使える段ボールや新聞紙などがあれば、資材の到着を待たずにすぐ発送できます。

梱包が完了したら段ボールを発送し、買取業者へと郵送するステップです。基本的には集荷サービスを利用するのがおすすめですが、在宅時間が取れない方は最寄りのコンビニ・郵便局へ持っていく方法も検討してみましょう。

一般的に、発送した段ボールが買取業者に届くまでは2~5日、買取完了まではさらに2日~1週間程度かかります。これは、配送距離や業者の査定スピード、各工程の混み具合にも左右されるため、あくまでも目安程度だと考えましょう。

忙しい人・大量処分したい人には最適な選択肢

宅配買取は、自宅から出ずに不用品を売却できる画期的な買取方法です。売りたいものを梱包して送るだけで、業者が査定して見積もりを出してくれます。発送後は好きなように過ごしながら買取完了を待つだけなので、お店に足を運んだり業者を出迎えたりする必要はありません。そのため、仕事・育児・介護などで忙しい方でもスキマ時間に梱包すれば、楽々査定を依頼できます。

また、宅配買取は、引っ越しや生前整理・遺品整理などで「大量に不用品を売りたい」というときにも最適です。値段のつかないものは引き取ってもらえるケースも多いので、処分目的の方にも適しているでしょう。買取業者が自宅まで来てくれる「出張買取」も大量買取に適していますが、業者が対応している地域・商材でなければ訪問してもらえないという制限があります。

即現金化したい人や不安が強い人は別の方法も検討

宅配買取は、郵送で買取業者に売りたいものを送る必要があるため、査定完了から入金までの工程に時間がかかります。梱包・郵送・査定完了待ち・承認待ち・振込完了待ちなど、各ステップを経て取引が完了します。万が一、買取完了の連絡が業者とうまく取れなかった場合は、通常よりもさらに時間がかかってしまうでしょう。

さらに、「想像以上に買取金額が安かった」という場合は、数日かけて依頼した時間が無駄になってしまう可能性もあります。そのため、宅配買取は「すぐに現金化したい」というニーズには向かない傾向です。

また、「高価なものや壊れやすいものを配送するのが不安」という方もいるでしょう。詳しくは後述しますが、然るべき対策をしても不安が拭えないという場合は、直接自分で持ち込むか、業者に自宅まで来てもらう方法をおすすめします。

出張買取と店頭買取の違いと使い分け方

宅配買取が従来の出張買取・店頭買取と異なるのは、「人は移動せずに売りたいものだけを移動させる」という点です。具体的な違いと使い分け方については、以下の表をご参考ください。

仕組み利用シーン・ニーズ
出張買取査定業者が自宅へ訪問して直接査定する
(訪問査定)
買取担当者の対応や知識を重視したい
量やサイズの問題で持ち込みできない
買取できるものだけを選んでほしい
店頭買取依頼者が店舗に出向いて査定してもらう
(持ち込み査定)
買取担当者の対応や知識を重視したい
すぐに現金化したい
金額を重視したい(交渉・比較したい)
宅配買取品物だけを移動させる
(郵送査定・オンライン査定)
人と接することなく買取完了したい
量が多くて持ち込みできない
買取できないものは処分してほしい
近隣に買取業者がいない

「出張買取」は、店舗や出張買取センターから買取業者が派遣され、自宅に居ながら査定が受けられるサービスです。家の中に買取業者を招く必要があるため、対面が苦手な方や自宅に他人を招くのに不安がある方には向きません。ただし、近年では持ち帰り査定で対応してくれる業者や、室内に上がらずに玄関先での査定をしてくれる業者も増えてきています。

「店頭買取」は、買取業務をおこなう店舗へ足を運び、売りたいものを持ち込む形で査定を依頼する方法です。移動できる範囲に店舗がないと利用できないほか、移動距離が長いとガソリン代や電車代などが発生します。ただし、金額に納得できなければキャンセルしやすく、多少なら交渉することも可能です。また、近隣に別の業者がいれば、相見積もりを取ることもできるでしょう。

宅配買取を利用することのメリットは手軽さと時間の節約

宅配買取を利用するメリットは、大きく4つあります。

  1. 自宅にいながら完結し商品を持ち込む手間や移動時間が省ける
  2. 事前査定でおおよその金額がわかり売る売らないの判断がつきやすい
  3. 宅配買取専門業者は店舗に比べてコストが抑えられるため高価買取が期待できる
  4. 全国どこからでも依頼できるため地方在住者にも選択肢が広がる

いつでも手軽に依頼でき、発送後は結果を待つだけでいいのが宅配買取の大きな利点です。手軽さや利便性、効率を重視したいという方は、ぜひ活用を検討してみるといいでしょう。

自宅にいながら完結し商品を持ち込む手間や移動時間が省ける

宅配買取は、商品を持ち込む手間やコストが省けるメリットがあります。店舗まで足を運ぶ必要がないため、交通費や移動する労力もかかりません。店舗での順番待ちや査定待ち、自宅訪問の待機・対応時間なども発生しないので、発送後は他のことをしながら結果を待つことが可能です。

さらに、Webサイトから申し込みをして集荷サービスを依頼すれば、自宅から一歩も出ずに売却完了できます。そのため、他人に見られたくないものを売りたいときや、プライバシーを重視したい場合も、宅配買取なら人目を気にせず依頼できるでしょう。もちろん、書籍や家電などの持ち運びが億劫なものや、 大量の書籍・服・ホビー品などをまとめて処分したいというときにも適しています。

梱包キットや集荷サービスが無料で用意されている場合が多い

宅配買取を専門におこなっている業者や、宅配買取に力を入れている業者の中には、依頼のハードルを下げるようなサービスを展開しているところも多いです。たとえば、梱包キットを無料で提供してくれたり、集荷サービス付きの買取プランを提供してくれたりするところなら、さらに少ない労力で宅配買取を依頼できるメリットがあります。

また、集荷サービス付きの宅配買取を活用すれば、自宅から一歩も出ずに配送まで完了できるのも魅力です。時間と日付が指定できるので、在宅時間が少ない方、営業所やコンビニに持ち込む手間が惜しい方は自宅まで集荷に来てもらうのが確実でしょう。ただし、自身の在宅時間が読めないという方は、自分の都合にあわせて営業所などに持ち込む方がいいかもしれません。

事前査定でおおよその金額がわかり売る売らないの判断がつきやすい

宅配買取は、査定完了までの時間が必要です。そのため、「金額次第で売る・売らないの判断をしたい」「相見積もりを取ってより高いところに売りたい」という方は、宅配買取を億劫に思うかもしれません。しかし、事前査定のサービスがある業者を活用すれば、売りたいものを発送する前に買取価格の概算が把握できるので、納得した上で売却できます

「事前査定」は、メール・電話・LINEなどを通じて売りたいものの概要を伝えると、買取の目安金額を教えてもらえるサービスです。写真や品番、JANコードなどを送ると、その情報をもとに査定担当者がおおよその金額を算出してくれます。もちろん、実物を査定したときと多少の誤差が出る可能性はありますが、大きく変動することはないので、安心して売りに出せるでしょう。

宅配買取専門業者は店舗に比べてコストが抑えられるため高価買取が期待できる

宅配買取の専門業者は、店舗運営のコストが削減できることから、そのぶん買取金額に還元しているところが多いため、高価買取が期待できます。実店舗を持たない、または店舗数を最小限に抑えて運営しているケースが多く、以下の固定費・維持費を大幅に削減できるためです。

  • 家賃
  • 光熱費
  • 人件費
  • 広告費 など

さらに、宅配買取業者はネット販売やオークションなど、国内外に複数の販路を持っている場合が多く、商品が最も高く売れる市場へと流通できる強みがあります。商品ごとに最大限の利益を作れることから、買取価格も高く設定してもらえるのです。特に、ネット販売や自社オークションなどの販路を持っている場合は、中間マージンを削減できるため、そのぶんを買取価格に反映できます。

また、商材に詳しい専門のスタッフが査定を担当しているケースも多いです。商品の価値を正確に見極め、適正価格を提示する体制が整っているので、価値の高い商材はもちろん、状態が悪い商材もジャンク買取・部品取りなどで可能な限り値段を付けてくれるでしょう。

全国どこからでも依頼できるため地方在住者にも選択肢が広がる

宅配買取は、全国どこからでも依頼できるのも大きな魅力です。店舗買取や出張買取では、移動可能な範囲から選ぶことしかできませんが、宅配買取なら近隣だけでなく全国の買取業者から条件の良いところを選定できます。そのため、今まで買取依頼ができなかった地方在住者や、店舗に大量買取を断られていた方なども選択肢が広がるのがメリットです。

さらに、近隣に店舗がある場合でも、宅配買取で選択肢が広がれば、より高額なサービスや質の良い業者を選べるようになります。自分が売りたいジャンルに特化した業者がいなかったり、買取価格が安くて売りに出すか悩んでいたりする場合も、宅配買取ならニーズに合った業者が見つかりやすくなるでしょう。

宅配買取で起こりうるトラブルを紹介

宅配買取は利便性の高い買取方法ですが、うまく活用しなければトラブルに見舞われるリスクもあるため、十分注意した上で依頼することが大切です。ここからは、宅配買取で起こりうるトラブルについて詳しく見ていきましょう。

  1. 事前査定より金額が大幅に低かった
  2. キャンセル後の商品返却で送料を請求された
  3. 返送時の破損・紛失などの配送中のリスク
  4. 商品到着時の連絡がなく入金が遅かったり音信普通になる

これらのトラブルを知っておけば、事前に然るべき対策ができるためリスクを減らせます。ぜひしっかり把握しておいてください。

事前査定より金額が大幅に低かった

「事前査定をしたのにもかかわらず、実際に買取に出してみたら金額が大幅に下がった」というケースです。買取業者に非がある場合ももちろんありますが、商材によっては市場の相場が激しく変動しているものもあるため、十分注意しましょう。特に、トレンドの移り変わりが激しい商材に関しては、新作が出ると急激に中古相場が下がります。

事前査定はあくまでも「その時点における相場」「提示された情報から読み取れる状態における買取価格」です。数日後に相場が大きく下がったり、実際に届いた家電やゲームが動作しなかったりした場合は、残念ながら事前査定の金額と乖離してしまうでしょう。

上記のトラブルに遭わないためには、事前査定の規約や文言をしっかり確認しておく、状態がわかるような情報や写真を送ることが大切です。やり取りの中で、傷やダメージなどもしっかり伝えておけば、実際の査定額に近い金額を提示してもらいやすくなります。相場が変動しやすい家電・ホビー・ゲームなどは、事前査定における「金額保証制度」がある業者を利用するのがいいでしょう。

キャンセル後の商品返却で送料を請求された

買取業者から提示された査定金額に納得できない場合は、買取をキャンセルすることもできます。ただし、宅配買取の場合は「キャンセル料は有料」としている業者が多いため、依頼時は十分注意しましょう。送料や査定料、振込手数料は無料としている業者の中にも、キャンセル時の返送料だけは請求するというところは意外と多いです。

返送料が発生する場合は、キャンセルするとなると損をすることになります。返送料有料の業者は、事前査定でキャンセルの可能性を低くしておくか、他社よりも査定額が高い場合などに利用するのがいいでしょう。特にその業者にこだわりがないなら、返送料も無料の業者を探して依頼するのがおすすめです。

返送時の破損・紛失など配送中のリスク

宅配買取は、郵送で売りたいものを業者のもとへ送るため、破損や紛失といった配送中のトラブルに見舞われるリスクもあります。たとえば、「返送を依頼したのに荷物が届かない」「手元に戻ってきた商品に傷や汚れがついていた」という事例です。この場合、過失が業者にあるのか、配送業者にあるのか判断できないケースも多く、泣き寝入りになる可能性もゼロではありません。

また、高価なものや壊れやすいものを買取に出す場合は、配送中のリスクも懸念されます。悪質な業者の中には、安く買取するために紛失したと偽ったり、買取業者を装って依頼されたものを盗んだりするケースもあるため注意が必要です。

さらに、郵送中の破損があった場合、「最初から破損していた」と見なされて買取金額を下げられたり、買取不可とされたりする可能性もあります。そのため、壊れ物を送る場合には、念のため送る直前の写真や動画を撮っておくなどの対策が必要です。しっかり動作することや、十分な梱包がされていたことを証明できるようにしておきましょう。

商品到着時の連絡がなく入金が遅かったり音信不通になる

宅配買取を利用した人の口コミの中には、「売りたいものを送ったあと商品到着時の連絡がない」「査定結果の連絡や入金完了連絡が遅くて不安になる」という声も見かけます。先述したような悪徳業者の場合は、その後音信不通になってしまうケースもあるようです。この場合の対策も、信頼できる買取業者を選ぶことが大切になるでしょう。

ただし、繁忙期は時間がかかる旨を記載していたり、買取待ち件数を掲載していたりする業者も多いです。混み具合によっては時間がかかることもきちんと理解した上で依頼しましょう。「なるべく早く連絡がほしい」という方は、連絡日数を明記している・買取が混み合っていない業者を選ぶことをおすすめします。

宅配買取を安心して使うための重要なポイントを3つ紹介

ここからは、宅配買取を安心して活用するためのポイントを3つご紹介していきます。

  1. 送料やキャンセル時の返送料など各種手数料を事前に確認しておく
  2. 自動承認買取の有無や査定から入金までの日数などを確認する
  3. クーリングオフ制度など各業者の対応方針を理解しておく

上記をしっかりチェックしておけば、宅配買取で失敗するリスクを大きく減らせますので、ぜひ把握しておいてください。

送料やキャンセル時の返送料など各種手数料を事前に確認しておく

買取依頼時は必ず各種手数料の有料・無料をしっかり確認しておくことが大切です。宅配買取では、ステップごとに以下の手数料が発生する可能性があります。

  • 送料
  • 梱包資材料
  • 査定料
  • 振込手数料
  • キャンセル料
  • 返送料(キャンセル時)
  • 買取不可商材の処分費用 など

特に、キャンセル時の送料が発生するかどうかは、公式サイトをくまなくチェックして把握しておきましょう。また、こちらから発送する場合も、買取金額によって有料・無料が左右されるケースがあります。「買取金額3,000円以下は有料」「買取不可の場合は処分料有料」などと記載がある場合もありますので、十分注意してください。

自動承認買取の有無や査定から入金までの日数などを確認する

宅配買取サービスを利用する前には、連絡の有無や査定完了までにかかる期間を確認しておくことも重要です。買取業者の中には、商品到着後の連絡の有無や、査定完了・振込完了までの目安を明確にしているところもあります。また、買取査定後の確認の有無を選べるサービスもありますので、自分のニーズに合ったものを選択しましょう。

査定完了後に金額承認あり査定完了後に金額承認なし(自動承認)
査定金額を見た上で売る・売らないの判断ができる
承認待ちの時間がかかる・連絡を取る必要がある
金額にこだわりがある場合におすすめ
査定後即入金されるためスピーディーに完了できる
キャンセルができないケースが多い
金額にこだわりがない場合におすすめ

自動で買取承認となるサービスを利用している場合は、査定完了連絡がなくそのまま振込となる可能性もあります。また、金額承認がある場合は、業者からの連絡に気付けないと「音信不通」と見なされて自動承認・買取不成立となる場合がありますので、十分注意しましょう。業者からの連絡手段がメール・電話なのか、何日以内に返信が必要なのかを確認しておけると安心です。

上記の比較表を参考にして、どちらが最適か検討してみてください。

クーリングオフ制度など各業者の対応方針を理解しておく

宅配買取を安心して利用するためには、規約やキャンセルポリシーなどをしっかりと確認・比較してより良い業者を選びましょう。宅配買取においては、クーリングオフ制度は原則適応されません

クーリングオフは、主に訪問販売・電話勧誘販売などに適用される制度であり、「顧客が冷静な判断をしにくい状況」で契約した場合にのみ反映されます。そのため、消費者側の意思で商品を発送する宅配買取は、冷静に考える時間が十分にあると判断されることから、クーリングオフ制度の対象外とされているのです。

多くの買取業者は、クーリングオフ制度の代わりとして「査定結果を見てからキャンセル可能」という仕組みを採用しています。ただし、返送料の有無やキャンセル可能商品の条件は業者ごとに異なるため、事前に規約を確認しておくことが大切です。不明点があれば、問合せフォームなどを活用して明確にしておきましょう。

宅配買取業者の選び方5選!信頼できる業者のポイント

最後に、宅配買取業者の選び方を5つご紹介します。優良業者を選ぶ際は、以下のポイントに留意することが大切です。

  1. 公式サイトに各種手数料・入金までの日数・対応エリアの記載がある
  2. 口コミ・評価・実績から信頼性を見極める
  3. 無料宅配キットの支給やキャンセル時の対応などの記載がある
  4. 宅配買取可能な商品がホームーページに記載されている
  5. 運搬中の破損について保証制度があるか確認しておく

公式サイトに各種手数料・入金までの日数・対応エリアの記載がある

まずは買取業者の公式サイトを確認しましょう。各種手数料や入金までの日数、対応エリアの記載があるか確認し、ニーズに合致するかをチェックします。

  • 送りたいジャンルの宅配買取が可能か
  • 手数料はすべて無料か
  • 入金までの目安日数はどのくらいか
  • 対応エリア内か

宅配買取は基本的に全国対応ですが、業者によっては離島からの依頼を断っているケースや、追加送料のみ有料になるケースがあります。また、「各種手数料無料」と謳っている業者でも、金額や内容によっては有料となる「条件付きの無料」の場合がありますので、しっかりチェックしておきましょう。

無料になる最低金額やキャンセル時の対応はどうかなど、サイトを隅々まで確認しておけると安心です。万が一サイトに記載のない手数料を取られた場合は、消費者センターや弁護士に相談できますので、証拠ややり取りの記録をしっかり残しておいてください。

口コミ・評価・実績から信頼性を見極める

先述したような失敗やトラブルの被害に遭わないためには、実績のある買取業者を選ぶことが重要になります。公式サイトや口コミサイトなどで実績の有無を確認し、評判が良く信頼性の高い買取業者を見つけましょう。

  • 実績はどうか(買取件数・口コミ件数・経営年数など)
  • 古物商許可番号や会社の所在地は明記されているか
  • 利用者の口コミや評判はどうか

実績や評判が多いほど、信頼性の高い業者だと判断できます。買取件数や口コミ数が多いということは、それだけ利用者が多いという1つの実績です。経営年数が長いということは、それだけコンスタントに顧客がついているという証明でもあります。

さらに、対応の良さを重視したい場合は、公式サイトだけでなく口コミサイトやGoogleマップの口コミなどを参考にした上で判断するのがいいでしょう。個人の意見は主観が含まれるため、すべて鵜呑みにするのは危険ですが、「良い評判が多い」「悪い意見が多い」といった1つの判断基準になります。

また、公式サイトに古物許可番号、運営会社の情報が明記されているかも重要です。特に、所在地・会社名・連絡先などが明確になっていない場合は、信頼性に欠けると判断していいでしょう。これらの情報は、公式サイトの下部に小さく記載されているケースが多いので、あわせて確認しておいてください。

無料宅配キットの支給やキャンセル時の対応などの掲載がある

宅配買取に費用をかけたくない・損をしたくないという方は、無料宅配キットの有無や、キャンセル時の対応もしっかりチェックしておきましょう。これらの対応は業者ごとに異なるので、どちらも事前に確認しておくことが大切です。

支給される資材の内容は業者ごとに異なります。段ボールのみが支給されるケースや、緩衝材・ガムテープもすべてセットになっているケースなどさまざまなので、必要な資材を支給してくれる業者を選びましょう

ただし、梱包キットを支給する場合は、キットが届くまでの時間がかかります。即入金して欲しいときには向かないため注意してください。また、業者の中には有料で支給しているケースもあるので、無料だと思い込んで見落とさないようにしてください。

またキャンセル時の対応については、送料の有無はもちろん、そもそもキャンセルが可能なのかや、キャンセル可能な条件についても把握しておくことが大切です。期間限定でキャンセル可能な場合や、商材によっては一部キャンセル不可なものもありますので、あわせて確認しておきましょう。

宅配買取可能な商品の記載がホームページに記載されている

宅配買取業者を選ぶ際は、対応可能な商品を明記している業者を選ぶのが安心です。自分が売りたいアイテムがその業者の買取対象になっている場合でも、「宅配買取は対象外」というケースもありますので、不安な場合は問合せてみるのがいいでしょう。

また、「状態によっては買取していない」「状態の悪いものは値段がつかない」という業者も多いです。どの程度の状態まで買取してくれるのか、買取できないものの対応はどうなるのかもしっかり確認しておいてください。買取不可商材は返送となるケースや、有償処分となるケースなど、業者によって対応は異なります。

また、ニーズによっても選ぶべき業者が変わってくるでしょう。

  • 処分目的:幅広いジャンルを扱う総合買取業者
  • レア商材やジャンク買取:専門性の高い買取業者

雑多に頼んでも1点1点ていねいに査定してくれる業者や、ジャンク品はすべてまとめ買取にする業者など、買取スタイルもさまざまです。「商材をどう扱ってもらいたいか」を考えた上で、納得できる業者を選びましょう。

運搬中の破損について保証制度があるか確認しておく

運搬中の破損や紛失が不安な方は、保証制度の有無も確認しておくことをおすすめします。買取業者によっては、集荷サービスに「輸送保険」を付けているところもあるので、大事なものを送る際は検討してみるといいでしょう。保証金額や内容は業者ごとに異なるため、しっかり比較してみてください。

  • 標準補償(30万円までの基本補償サービス)
  • 高額商品の追加保険(30万円を超える補償額)

ただし、上記の補償を受けるためには、業者や配送業者の指定する梱包の基準を満たしている必要があります。緩衝材をしっかり詰めている、二重梱包をしているなど、破損を防ぐための最低限の対策をしていることが条件です。梱包が不十分な場合は補償対象外となるケースがありますので、不安な場合は梱包キットを利用するのがいいでしょう。

また、買取業者や配送業者のサイトを確認し、正しい梱包方法をチェックしておくのもおすすめです。さらに、梱包時の状態を写真で記録しておくことも大切になります。万が一トラブルになった際に、証拠として大いに役立つでしょう。正しい梱包と信頼できる業者選びができれば、宅配買取でも安心して商品を発送できます。

目次